昨日はセミナーで聞いた
国際的な話について書いてみた(？)けど、
まだ読み終わっていない
「刑事コロンボ」の翻訳で知られる
額田やえ子さんの本が面白くて、
電車での外出には欠かせない一冊となってる。

外国ドラマが日本に入ってきた頃、
その創世記のドタバタ話も面白いし…
戦前から英語を習っていた若い女性が、
戦後の混乱期にどうやって仕事を得ていくか、
その経緯が、また
ドラマチックな時代を感じさせてくれる。

今なお…
これからの時代、英語は絶対に必要
…なんて、ずっと言われ続けているけれど、
少なくとも私のまわりには、
まともに英語の話せる人は数えるほどしかいない。

考えてみれば終戦直後なんて、
日本が負けて、アメリカに占領されていて、
ひょっとしたらこのまま日本はなくなってしまい、
公用語が英語になるんじゃないか、なんてことも
現実的に考えられる時代だったに違いない。

今とくらべたら、どう考えたって、
生きることや、英語を使うことへの
必死さが違うよなぁ…。

昔はのんびりしててよかった…なんて、
今のあわただしい時代を
恨むように話しもよく出るけれど…
戦中戦後の時代の話を読めば、
まったく現代は
のんびりし過ぎているように感じてしまうな。

もっと、たくましく生きないといかんな。