世界のスーパースターの死から
一夜明けた土曜日の朝、
NHKでは昭和のスーパースター
石原裕次郎の特集番組をやっていた。

命日(1987年7月17日)が近いからかな。

そういえば、同じく昭和のスーパースター
美空ひばりの命日も、
ついこの間(1989年6月24日)だった、ね。

奇しくも昭和を代表する二大スターは
52歳でこの世を去っている。

M・ジャクソンは50歳。
死因は明確ではないが…
ダンスで酷使した身体の痛みをとるための
麻薬のような薬の常用が
寿命を縮めたという報道もある。

裕次郎特集では、
歌手・石原裕次郎を見いだした
水の江滝子プロデューサーが…

レコーディングの際、
何度歌ってもうまくいかない。
そこでビールを2〜3本呑ませたら、
お得意のOKサインが出て
レコーディングも一発OKになった。

…といったエピソードを披露していた。

シャイな部分を封じ込め、
最大限の魅力を出すために、
酒はかかせぬものとなり…命取りにもなった。

33歳で急逝したジョン・ベルーシも
ハイな気分を保つために麻薬を常用。

32歳で急逝したブルース・リーも
役作りのために大麻を吸っていたらしいし、
M・ジャクソンのように
長年苦しめられた古傷の痛み止めの服用等が
死因だといわれている。

そういえばプレスリーも42歳で。
肥満と薬物の大量摂取による心臓発作だった。

普通の人なら痛かったらやめるし、
できないことは無理してまでやらない。

そこを突き抜けてやれる人だから、
みんなの憧れの的になれる。

しかし、それをやり遂げる方法は…
エスカーレートするとドーピングに。
まさに命を削って魅せてくれてたんだな。

最も…
長生きしたから幸せというわけではないし、
短いけれども太く、大勢の思い出に残る生き方ができれば
…それはそれで幸せだろう。

中途半端な努力ならしない方がいいし、
いきなり努力しようったって続かない。
そういう無理は…結局、細く短くなるだけだから、ね。