Episode No.2729(20070521)
誠実とハッタリ

深夜「その時、歴史が動いた」の再放送を見た。

深夜に晩飯を食うのはよくないのはわかっているが
・・・腹が減っては眠れない。

歴史を動かしたのは、かの源頼朝

実は、一見グータラにも見えたという頼朝が、
意を決してハッタリをかまし、味方を集め、
平家を破った・・・という話。

どんな仕事も誠実でなければいけない。

とくに客商売は・・・
最終的には客に対して
正直な商売をしている者が信用され
・・・結果、繁盛する。

では、ハッタリが必要な時は、どんな時か?

それはズバリ・・・交渉事の席。

同じ客商売をするにしても、
商売は売ることだけでは成り立たない。
必ず仕入れも必要だ。

いい商品をいかに安く、
あるいはいかに大量に、
はたまた・・・
いかに支払いサイトを長くして仕入れるか。

その交渉には多少のハッタリも必要だ。

バカ正直に・・・
売れるかどうかわからない
・・・なんて言っていたら、売る方は、
ここは危ないから代金と引き替えで買ってもらおう
・・・なんてことになる。

仕入れに金がかかり過ぎると
品揃えは貧弱になるし、店構えも貧相になる。
結果・・・売れる物も売れなくなる。

うちはこういう方法で
百人どころか千人、万人に売る計画がある。
・・・とバーンと打って出れば、
商品はたくさん、それだけに安く、
しかも支払いサイトを長くする交渉もできる。

そして最も大切なのは・・・
ハッタリをかました自分に誠実であること。

どんなことでも、
できるかどうかは、やってみなければわからない。

できると信じてハッタリをかました以上、
まず自分の意志を裏切ってはダメだ

簡単に意志を替えてしまっては、
最初からその意志がなかったと
・・・疑われても仕方ない。
それじゃあハッタリではなく、ただの詐欺。

ハッタリの裏にも誠実さあり、だな。