Episode No.2350(20060303):
独裁権力の終焉
手塚治虫著「陽だまりの樹」を読み返す。
幕末維新の青春像を描いた大河ドラマで
主人公は作者の祖先。
いったいどこまでが史実で
どこがフィクションなのかわからないくらい
リアルでドラマチックな展開に、
一度読んでいるにもかかわらず
引き込まれてしまった。
今日、3月3日は
大老井伊直弼が暗殺された
桜田門外の変があった日であることを
あらためて知る。
最も現在の暦では
3月24日にあたるらしいけど。
ようやく暖かくなったと思ったら、
また急に寒くなってきたりする毎日だけど、
今から146年前の1860年の今頃も
東京は雪だったんだなぁ・・・。
テロは容認できないけれど
桜田門外の変がなければ
徳川慶喜は将軍になれなくて
江戸城の無血開城ではなく
戦争が起こっていたかもしれない。
いかに権力を持とうとも・・・
無理は長くは続かない。