Episode No.1688(20040121):
焦りと不安
焦りと不安は
誰にだってあるよね。
生きているということは・・・
つまり、
生まれたとたん、
死に向かって進み始めることだからね。
平均余命という
数字はあるけれど・・・
実際、自分がいつ死ぬのかなんて
わかっている人は誰もいない。
若いからって
70、80まで自然に生きられると思ったら
そりゃあ大きな間違いだ。
世紀末が近づいたある日・・・
腰が90度近くも曲がったおばあさんが
やっとの思いで歩いている姿を見た。
ずいぶん長く生きているんだろうな・・・
21世紀まで生きているんだろうか?
・・・なんて
縁起でもないことを
ついつい考えてしまったんだけど、
自分だって
明日も明後日もピンピンしてるなんて保証は
どこにもない。
ただ可能性として・・・
今元気なら
明日も元気でいられるだろうと
信じているだけ。
案外、朝になったら
喉が痛かったりするんだけどさ。
どうせ可能性を信じるなら・・・
希望の持てる可能性を信じたい。
その期待に応えるだけの
自分を作って望むしかない。
誰にだってある焦りと不安。
自分だけじゃないんだから
何も悲観するほどのこともないよ。
自分を裏切ってさえいなければ、ね。