Episode No.1623(20031106)： 奇蹟が起きないことはわかっている “シンデレラ・コンプレックス” ・・・というのがあって、 “ピーターパン・シンドローム” ・・・というのもあるのなら、 “デビルマン・ドリーマー” ・・・というのもあるんじゃないかな? 最近は、CG技術が発達したおかげと ハリウッドで作られた 「バットマン」や「スパイダーマン」が ヒットしたおかげで・・・ 日本でも、かつてのヒーローが 実写映画化されることが多くなってきた。 来年公開予定の中には 「鉄人28号」や「キューティーハニー」、 「新造人間キャシャーン」などがあるけど、 やっぱり注目株は「デビルマン」。 「デビルマン」というと アニメのイメージが強い人も多いと思うけど 原作版は実におどろおどろしい。 今回、映画化されるのも その原作版の方だろう。 気の弱い男、不動明が 悪魔のパワーを手に入れて人格が変わる。 変身願望という点では 「ウルトラマン」も「仮面ライダー」も 同じだと思うけど・・・ 「デビルマン」の悪の力には いわゆる正義の味方にはないリアリティを感じる。 正義の味方には とてもなれないけど・・・ ひょっとしたら悪魔にならなれる、かも。 ひと度、力さえ手に入れれば 正義を勝ち取ることもできる、かも。 今の生活や今の自分に愛想が尽きて そんな妄想を抱きはじめたら・・・ それは“デビルマン・ドリーマー”。 いずれにしても 今日の明日でつくような力なんて たいした力じゃないよ、ね。