Episode No.1614(20031027)： あなたの「プライド」に訴える もう誰も、滅多なことでは 21世紀だと騒がなくなった。 21世紀になれば・・・ SF映画や漫画のように 車が空を飛んでいる ・・・と思っていた世代にとっても 21世紀は、もう当たり前の現実世界だ。 確かに・・・ 何も変わっていないようでもあるが 歴史の転換点は ずーっと後にならないと そこが転換点だったということは わからない。 今や一般家庭にも 当然のようにコンピュータがあり、 街を行く人たちは みんなポケットに電話を持ち歩いている。 そして・・・ 「昭和」はすでに博物館の中だ。 新しい時代が いい時代なのか、悪い時代なのか? 本当はそんなこと問題じゃない。 新しい時代は確実に来るだけで、 それをいい時代として捉えられるか、 それとも、悪い時代にしてしまうのか、 そう感じる自分たちがいるだけだ。 「ニュー・フロンティアは 　国民のプライドに訴える」 ・・・とケネディ元大統領は言った。 国民に訴えるのではない、 国民のプライドに訴えるのだ。 そして、こう続く。 「生活の安定に訴えるものではない」 あなたのプライドは・・・ 新しい時代に応えようとしているか?