Episode No.1264(20020912):生きるという仕事

勇気が出る・・・
というキャッチフレーズとは裏腹に
時折、あまりにも現実的な
夢も希望もない話を書いているけど

はてして・・・
夢も希望もなく、生きていけるか?

答えは・・・YESだ。

考えてみたら
夢だの、希望だの、可能性だの・・・
将来のことを考えて行動する動物なんて
人間だけじゃないか?

目の前にある現実だけシッカリと見て
とにかく生き抜くことにのみ懸命になる。
・・・それが本来、生き物の姿とも言えるよ、ね。

「大人であるということは、
 自分にとって何が一番良いことかを
 知っている、ということだ」
・・・リャード・ブロディ

自分にとって一番良いことが
楽をすることだと錯覚しているのも
人間ならではの特長じゃないかな?!

確かに、そんな気持ちが
工夫や発明を生み出してもいるんだけれど。

役に立つ工夫や発明をすること自体は楽じゃない。

生き抜くために必要なことをまずやってみよう!
喜びは、そこから生まれてくるはずだ。

「いつまでもやり残したことが頭にあると
 一番大切なことをしない言い訳を、
 つねに持つことになる」・・・同

夢や希望、あるいは可能性という言葉を
決して言い訳にしてはならない。

まず力強く生き抜く・・・それも自分の知恵で、ね。


参考資料:「夢をかなえる一番よい方法」リャード・ブロディ=著 大地 舜=訳 PHP=刊