Episode No.976(20011011):人生日々判断

テレビで報じられる大きなニュースから
身近で起こる些細な出来事まで・・・

私たちは常に判断実力を問われている。

計画通りにコトが進めば・・・誰も苦労などしない。
世の中に苦労のタネがつきないのは・・・
何事も人間の思った通りにはいかないから、なんだな。

細心の注意をはらって・・・
できる限り物事を予定した通りに運ぶのも確かに実力だが

その人の判断と実力が本当に問われるのは・・・アクシデントが起きた時だ。

ひと度、計画が崩れると・・・
動きがまったく止まってしまう人がいる。

一方で、たとえ計画が崩れても・・・
すぐさま新しい計画を練り直して実行にうつす人もいる。

大きな違いは・・・自分で計画を練ることができるかどうかだろう。

大本の計画は他の誰かが提示していても・・・
頼まれた自分の仕事を遂行するためには、自分なりの計画が必要だ。

アクシデントが起きてみると・・・
その人が自主的に仕事をこなしている人がどうかは、すぐわかる。

判断には責任がともなうから・・・できるだけ判断しない方が気は楽。
しかし・・・そこに自分の仕事はない。

自分らしく生きたいという人は
言い換えれば、自分の判断で生活したい人・・・のはずだ。

大切な判断は人まかせだけど・・・自分らしくなんて
まるで、メシは食いたいけどクソはしたくないと言ってるのと同じ。

「好運といい、不運といい、それは後になって言えることである。
 ただ自分がよいであろうと思うところを現実の条件から裏付けをし、
 あとは勇を鼓して一歩を踏み出すだけである」
・・・大川博・映画プロデューサー

アクシデントを単なる失敗にするか・・・
それとも新しいモノに挑戦するチャンスと見なすのかは・・・本人次第。
その人の気構え次第で・・・
人生は失敗の連続か、チャンスの連続だ。


参考資料:「心に感動を呼ぶこの名文句」大島正裕=編著 三笠書房=刊