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Episode No.375(991108):幸運をつかむ方法

何かを"思いつく"コト・・・それ自体がチャンスのはじまりだ。

そして、その"思いつき"をカタチにすべく"行動"を起こした時、チャンスへの参加権を得たコトになる。
ひと度、チャンスというスタートラインを走り出すと、そこには"幸運"のタネがゴロゴロところがっているコトに気づく。

それにいち早く気づいて拾い上げた者が・・・成功者となるのだ。

彼の目的は、もともとそれを見つけだすコトではなかった。

彼が思いついたのは、真空にしたガラス管の中に電気を流すコト・・・。
つまり真空管の実験である。

その日も彼は、淡い電気の光を確認しやすくするために、一日中うす暗い部屋の中で実験を繰り返していた。
根を詰めた実験に少々疲れを感じた彼は、ふと実験装置から身を離して腕組みすると、大きくタメ息をつく。

すると、これまで実験装置とは少し離れたところに置かれた蛍光板が、ぼんやりと光を放っているのに気がついた。
これまでは、実験装置の方ばかり見ていて、まったく気がつかなかった・・・この光は、いったい何だ?

ガラス管から出ている未知の放射線。
その光に彼が手をかざすと、なんと蛍光板の上には、彼がかざした手の骨がクッキリと浮かび上がった。

こうしてドイツの物理学者である彼・・・レントゲンはX線を発見したのは、今からちょうど104年前の今日、1895年11月8日のことである。

その後、レントゲンが本来の実験そっちのけで、X線の研究にのめり込んだことは言うまでもない。

X線発見から6年後の1901年。
レントゲンは第1回ノーベル賞の表彰台に上がるコトになる。

彼がX線に出逢ったのは、ほんの偶然に過ぎない。
しかし、その偶然と出逢うきっかけは彼自身の熱心な行動にあった。

そして、やっぱり
柔軟な頭は・・・必要だ。


参考資料:「今日は何の日」PHP研究所=刊
     「21世紀こども人物館」小学館=刊

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