Episode No.886(20010628):気の合った偉人を探せ!

自分なりに、より良い判断を下し
積極的に次の行動にうつるためには状況判断が必要。

そこで、できる限り判断材料となる情報を集めるんだけど・・・

情報を集めていると、かえって判断が下しづらくなっちゃって
そうこうしているうちに時間だけがどんどん流れて
ヘタをすると、とうとう何もできなかった・・・なんてこと、あるよね?

公私ともに・・・最近、ちょっとそんな状態かな。

こんな時は・・・
気の合う仲間と酒を飲んだり、話をしたりして
ポンと肩でもたたいてもらって、迷いを吹き飛ばしてもらうのもいいんだけど・・・

そういう時間の余裕もない時には・・・やっぱり偉人に聴け、だな。
それも自分と気の合う偉人・・・もちろん勝手にそう思ってるだけ。

私の場合は何だかんだ言って・・・
そういう時になると芸術家より企業家の方に目が向いてしまう。
もちろん、いいドラマや映画に救われることも多いけれど
いろいろ煮詰まってくると、現実から目が離せないしね。

企業家のセリフは目の前の現実に根ざしたモノが多いような気がする。
そして、説得力を感じるのは・・・
私の目の前に差し迫った問題が、つねに芸術的ではないからなのかも知れない。

最近、目にとまった、私ととても気の合う本田宗一郎の言葉に、こんなのがある。

「金はつかえばなくなるものだ。
 しかし信用があれば、金がなくても銀行は金を貸してくれる。
 金がほしければ信用を先にとるのが本当だ」

ウン・・・
つい信用を得るために金をつかう人も多いけど・・・
そうなると金の切れ目が縁の切れ目になつちゃうもんなぁ。

「参加することに意義があるんなて、冗談じゃねぇ。
 じゃあなんで練習するんだ。
 いったん参加したら、今度は勝たなきゃ意味ねぇんだ」

ウンウン・・・
ここ半年ほど、いろんなシナリオ・コンクールに初挑戦してみて
結果は、何ひとつ残らなかったけど・・・
出してみただけで、待ってるだけなんて・・・やっぱり、のんびりしてる。
実際の仕事じゃ、そんなやり方してないもんなぁ。
趣味ならいいけど、仕事でやってみたいと思ったら、ね。

「人間というものは、悲しさ、無念さのドン底にあっても
 耐えなければならない。
 耐える心に新たな力が湧くものだ」

ウンウンウン・・・
忍耐力なんてものは計れないし
何にどれくらいの忍耐を必要とするのかなんて
他人と比べることはできないけれど・・・

少なくとも私の場合は・・・
普通なら「もうダメだろう」と思われるところで何かやって
他人を驚かせてみたいな。
誰にでもできることなら・・・私がやる必要もないし。

また、やる気が出てきた。

自己再生能力がないと・・・「自分」さえ続けてられないよ。

長くなったけど、最後にもうひとつ・・・

「"石橋を叩いて渡れ"は愚の骨頂、さっさと渡ればいい。
 もし危ない橋だと思ったらスピードを上げて
 落っこちる前に通っちゃえ」

・・・はい。


参考資料:「本田宗一郎/こうすれば人生はもっと面白くなる!」一ノ瀬遼=著 成美堂出版=刊