Episode No.881(20010622)：苦手なモノが教えてくれる ファッションデザイナーのカルバン・クラインが、こんなことを言っている。 「女性がボーイフレンドのTシャツと下着をつけると 　おどろくほどセクシーな感じになる」 私も確かに、そう思う・・・男として。 昔、『プライベート・ベンジャミン』というコメディ映画があった。 甘やかされて育った女性が、夫に先立たれて何故か軍隊に入ってしまう・・・という話。 主演はゴールディ・ホーンという目の大きな女優なんだけど・・・ 女性の軍服姿も製作者の狙い通りセクシーだ。 女性らしさと同じく・・・ 自分らしさとか、本当の自分っていうのは なかなか自分ではわからないモノ。 何とかそれを探しだそうと、いろいろやってみる。 でも・・・やればやるほど、わからなくなったりする。 押してダメなら引いてみな。 最も自分らしくないことに挑戦してみると・・・ 案外、素の自分が見えてくることがある。 私は本来、コツコツやることが苦手で、いうなれば一発屋。 こうして毎日ホームページを更新するなんてことは、どう考えても性に合わないのだが・・・ 実際にやってみて、見えてきたことは実に多い。 おそらく、こういうことをどこかで始めなければ・・・ 漠然と考えたまま、漠然と毎日を過ごし、 子供に自慢できることなど何ひとつないまま、やがて漠然と死んでいったに違いない。 そんなのが自分らしさだなんて・・・誰も思いたくないよ、ね。 普通に生きるだけでもつらくて大変なのが人生。 その人生を少しでも幸せに過ごしたいと思ったら・・・道は2つしかないと思う。 できるだけ多く、やったことのないモノに挑戦してみる、か 今までやったこと、今できることの中で満足する、か。 最も自分にとっての「今」の状況なんてモノは・・・ 実は周囲が作ってくれているモノだから、永遠には存在しないんだけど。 そして、何をしていいのかわからない時には・・・ 他人に迷惑がかからない限り とりあえず一番やりたくないようなことをしてみるのも・・・手かもよ。 少なくとも・・・ いつもやってるようなことをするより、発見は多いはず。