それにしても劇画はいい・・・似顔絵もよくできてるし。
これだけ大勢の人間が入れ替わり立ち替わり出てくるドラマを名前だけで追ってたら、ワケがわからなくなりそうだ。
ともかく、この時の角栄の言葉は重い。
チャップリンのライムライトにも、こんな有名なセリフがある。
「時は偉大な作家だ。いつでも完璧な結末をつける」
確かに人間にできるコトと言えば、何かをはじめるコトだけかもしれない。
その結末に対して決して無責任であってはならないが、思い通りにいかないからといって悲観するコトはない。
思い通りにいく方がむしろ不思議だ。
大平正芳が首相在任中に急逝するのは、1年半後・・・昭和55(1980)年6月のことだ。
行く先が見えないから進めない・・・というのは言い訳にならない。
いかに優秀な人間であろうと、誰一人本当の未来を知る者などいないのだから。
行き着く先は時の運・・・歩み出すのは勇気と信念の問題。
ちなみに今日11月4日は、自らの信念に基づいて前任首相の逮捕を承諾した三木武夫元首相の命日(昭和63/1988)だ。