でじたけの「人生日々更新」ダンボ

Episode No.5126(20150122)[偉人]Great man

ダンボ
Dumbo(1941)

昨年(2014)は、NHK紅白歌合戦で
主題歌が二度歌われるほど話題となった
ディズニー映画「アナと雪の女王」。

今やディズニーと言えば、
国をも動かす巨大企業だが、
何と言ってもその原点はアニメ映画で、
テーマパーク事業もグッズの収益も、
大ヒット映画の牽引なしではあり得ない。

創始者ウォルト・ディズニーについても、
何度もここに書いているが…、
ディズニーは知っての通り漫画家ではない

そりゃあ、まったくの素人より
絵は上手かっただけろうけど…、
自分より絵が上手な人間に
自分が描きたいものを描かす方がうまかった。

ウォルト・ディズニーが直接関わった映画の数は、
弱冠20歳の頃、設立し、後に倒産させてしまった
デザイン会社で製作した作品から数えると、
とてつもない数で明確に把握しきれない。

アカデミー賞を受賞した作品だけでも26本もあり、
これはアカデミー賞を個人で受賞した最多記録だという。

さて、そんな中でも自分が最も好きな作品が「ダンボ」だ。

コンプレックスは、とにえ方によって、
最大の武器になる…という人生哲学
子供にもわかるよう表現している点で生きる希望を感じる。

難しいことを簡単に、
しかもストレートに伝える…というのが
映画という芸術の素晴らしさだと思う。

背が低いのも、高いのも、ダンボの耳…なのだ。

「ダンボ」が作られたのは1941年10月。
日本では、東条英機が首相に就任した月。
この12月に真珠湾攻撃が行われ、日米開戦の火蓋を切ることになる。

日本での公開は戦後9年を経過した1954年。
多くの日本人が先に「ダンボ」を観る機会があったら、
アメリカと戦争をしようとは思わなかったかも、ね。

「ダンボ」に平和を託したウォルト・ディズニー、
その時…40歳。

だから…人生、日々更新

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