でじたけの「人生日々更新」街の灯

Episode No.5123(20150119)[偉人]Great man

街の灯
City Lights(1931)

このところ、呑み会の席やfacebookで、
チャップリンの「街の灯」という映画について話をする機会があった。

かの淀川さんは、
生涯観た映画の中でベスト1といえば、
チャップリンの「黄金狂時代」だと言ったが…。
自分にとってのベスト1は、何と言っても「街の灯」

チャップリンの「街の灯」は、
活動映画の原点にして頂点と言っていい。

あまりに有名な物語だし、
ネタバレになったところで
実際に映画を観れば、間違いなく感動するから、
あえて物語を話してしまうけど…。

いつもの放浪紳士チャーリーが街角で花売り娘と出会う。
彼女は盲目の花売り娘だった。

ホームレスのチャーリーを
金持ちだと勘違いした彼女。
そして、チャーリーは期待に応えるために
懸命に働き、彼女を支えようとする。

大金を手に入れたチャーリーは、
目の治療にとそれを彼女に渡すが、無実の罪で刑務所へ…。

出所したチャーリーは、
すっかり目が見えるようになった花売り娘と再会。

新聞売りの少年たちにからかわれる貧しい男を目にした彼女が、
一輪の花と一枚のコインを彼に渡す…。

ああ…あとはこれを観てほしい。

かつて、この「街の灯」をテレビ放映した時、
解説の荻 雅弘は、目を真っ赤にして終わりの解説をし、
「贅沢なようですが、もう一度ラストシーンを観てみましょう」
…と言って、このラストをリプレイした。

生活と金…。
真実と現実…。
そして、人はどうして頑張れるのか…。

人生哲学のすべてが詰まったこの一作を製作したチャップリン、
この時…42歳。

だから…人生、日々更新

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