ATG映画を観まくっていたのに、
またポンと「男はつらいよ」シリーズにハマったのは、
もともと映画の魅力を
チャップリンに教わったからだろう。

寅さんのことについては、もう何度も書いているけど、
チャップリンと同様…、
語る度に、語るだけで気が済まなくなって、
また片っ端に観たくなる。

観たくなる…というより、
会いたくなる…という方が的確だ。

放浪紳士も寅さんも、
ファンの中に確実に息づいたキャラクターである。

共通しているのは…人情。

けれど、決して聖人ではなく、どちらかと言えば自分勝手。
悪戯が過ぎることもあれば、
取っ組み合いの喧嘩をすることもある。

しかし、それは人間が素直な証拠。

子供のような素直さ…、
そして大人のズルさを許さない正義感こそ、
万人が求める人情の正体かもしれない。

さて、車 寅次郎という永遠の少年と出会い、
国民的スターへの道を踏み出した渥美 清、
その時…40歳。

だから…人生、日々更新。

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