自分がやるべき
仕事について考えたこと
I think about my work.
小さいながら会社を経営していると、
商品やサービスがいいだけじゃ、商売にならないし…。
理不尽な目に遭うこともある。
そもそも商品が良くて、
黙っていても売れるようなら
営業マンはいらないし…。
たとえ優秀な営業マンがいても、
営業だけで会社の仕事は成り立たないし、ね。
小さな会社では、人数も少ないから、
まるで小劇団のように、
一人何役もこなさないと、
物語を進めることはできない。
社長だって営業するし、
時には製造業務に汗を流すこともある。
よく、零細企業の社長は
チーフ雑用係だというようなことを
本気で言うんだけれど…、
もちろん
雑用だけやっていればいいわけではなく、
頭に立つ者として
やらなければならないことがある。
それは…まず
地図、あるいはシナリオを書くこと。
大きな組織なら、
そのシナリオを実現するための、
金作りやスタッフ、
キャスト集めは分業できるが、
小さな組織では、チャップリンの如く、
脚本・監督、音楽…
時には主演もこなさなければならない。
学生時代…
8mmフィルムで
自主製作映画を作っていた自分は、
結局、あれから30年経っても、
同じことをやっている…と、つくづく思う。
ただ、そういうやり方だけで
仕事を進めていると…
つい自己満足に陥りやすくなる面もある。
故に小さな会社は
小さなままであることが多いし、
代が変わって、すぐダメになったりする。
商売の基本は“名”より“実”をとること。
松下幸之助は、結果、長生きしたけれど、
そもそも体は弱く、
勤め人では続かない
…という判断から独立開業し、
人を動かして商売をさせる、
日本初の本格的な事業部制を敷いて成功した。
仕事を大きくしたければ、
自分の力だけに頼っていては無理。
他人の力を上手に使うためには、
水先案内人となって、
行く先々の障害を取り除くことに、
まず奔走すべきだ…と最近つくづく思う。
そうすれば、
力づくで通そうとしなくても、
水は勝手に流れていくだろう。
力づくで通したものは、
力を抜けば、すぐ枯れちゃうから。
だから…人生、日々更新。
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