でじたけの「人生日々更新」異空間

Episode No.4340(20120719)[趣味]Hobby

異空間
Dark space of the air density.

ミラーレス一眼カメラ片手に
田舎町を独りでブラつくマイブームが続いている。

金がかからないし、健康的だし。
そりゃ、多少の交通費はかかるけど…、
いざそんな場所を歩き回ってみると、
金を使おうにも自販機ひとつない。

見知らぬ場所を歩いていると、
この先にどんな景色があるのか
興味がグングン湧いてきて、
休む時間も惜しんで、ひたすら歩いてしまう。

どんな田舎に行ってもあるのが神社

その土地の人々の思いが込められた場所だ。
御輿などが奉納されていて、
年に一度はそいつを繰り出して
文字通りのお祭り騒ぎをする。

普段はジッとこらえて祈りを捧げる。

宗教的なことはよくわからないが、
祈りと祭りは他の動物にはない
実に人間的な行為なのだと思う。

わりと数多くの神社を
偶然見歩いてきたわけだが…
7月の連休に行った
伊豆高原にある八幡来宮神社には、
一歩踏み入れたとたん、
息を呑むほどの何かを感じ…圧倒された。

このピンと張り詰めた独特の雰囲気。
一部の空気の隙間もなく、
踏み入ろうとするよそ者への重圧感は、
同じ伊東市内にある
大室山、浅間神社の御神木にも感じられる。

鳥居をくぐり、
真っ赤な門を通ると、
まず正面に見えてくるのが社務所と広場。
真っ直ぐに伸びる杉の巨木たち。

まるで映画の一場面を見ているような、
実に幻想的な光景が広がっている。

その奥の薄暗い坂道は、
幅広い苔むした石段になっている。

歴史を感じる灯籠と鎮座する狛犬たち。

ひときわ高い御神木と社殿。

黒沢映画宮崎駿のアニメの世界
迷い込んでしまったような気がする。

この夏、国道135号線を通って
伊豆方面に旅行する人も多いと思うけど
…ここは必見だよ。

伊豆高原をやや赤沢寄りに下った
八幡野の交差点から山側の道に入って、
車なら2〜3分だろう。大きな駐車場もあるし。

ただし…金をつかうみやげ物屋も何もない。

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