でじたけの「人生日々更新」巨木に圧倒される〜大室山の御神木

Episode No.4280(20120510)[日記]Diary

巨木に圧倒される〜大室山の御神木
Izu of May, 2012 -No.3.
(C)digitake.com

10万年前、
大室山の噴火でできた伊豆高原はパワースポットの宝庫だ。

一碧湖と双子の沼池もそうだし…、
大室山自体が今だ
相当なパワーを放っている気がしてならない。

そのパワーを発信している、
いわばアンテナの役割をしているのが、
麓の真っ赤な鳥居の奥で両手を広げる御神木だろう。

一昨年の秋以来、久しぶりに逢いに行ってみた。

この巨木を初めて見た時の驚きは、もうないはずだった。

にもかかわらず…
鳥居をくぐり、木に近づいていくと…ゾクッとした。
真っ昼間だというのに、
言いようもない恐怖にも似た気持ちが湧き上がってきた。

幼い頃、よくビルの上にアドバルーンを見た。
遠くから見ている分には何とも思わないのだが、
近づいてみると、その大きさにゾクッとした。

昔、上野の博物館の前に
シロナガスクジラの等身大の模型があって、
それを見た時にも、その巨大さに恐怖を覚えた。

まさに、それと同じ感覚をこの巨木に感じている。
一昨年、初めてこの巨木に遭遇した時に書いたものにも、
まったく同じような感想を言っているが…
今回は間違いなくあの時以上に感じている。

思い出してもゾクゾクする、
この感じはいったい何なんだろう?
初めてここに行った時以上の、この感覚は。

だがしかし…巨木は実に美しかった。
赤い新しい葉が、まるで花のように見えた。

今、油絵で描きたい候補No.1。
実際に描けるのはいつのことになるやら…
いや、自分で締め切りを決めないと、できないな…永遠に。

この巨木にしても…
川奈の岩登松天城の岩砕木にしても…
近づく時には、
何だか恐る恐るという感じになってしまう。

まるで恐竜がストップモーションをかけて
止まっているようで…
そう、今にも動き出してきそうな感じがする。

そして、この地蔵さんは…
この荒々しい神のようでもあり、
怪物のようでもある巨木の動きを
封じ込めるために鎮座しているようにも見えてしまうのだ。

Copyright 1998-2012 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-