その人が、どんな嘘をつくかによって、
その人が隠したいものが何か
…かえってわかってしまうよな。

シークレットシューズを履く人は、
背が低いのを気にしているし、
カツラをかぶる人はハゲを隠したいわけでしょ。

ふられた話題対して、話をそらす人は、
その話題について、後ろめたいことがあるに違いない。

黙っている人に限って、
何を恐れているのかが伝わってきたりする。

木を隠すなら、森の中。
人を隠すなら、雑踏に限る。

中途半端な小さな嘘をつくより、
大きな嘘やたくさんの嘘をついた方が、
肝心の隠したいことはバレずに済む公算は高い。

最もバレにくい嘘は…まず自分を騙すこと。

いい意味で騙すことが出来れば本物になるが、
悪い意味で騙し続ければ
病的におかしな奴になっちゃうけど、ね。

自分はどんな場面で咄嗟の嘘を吐いたか？
それを分析することが、自分を知ることになる。

そして…
そこで自分が守ろうとしたものが、
本当に守るべきものであったのかどうか。
それを冷静に問いただすことができたら
…かなり強くなれるな。