口実はこそ…飛躍した現実。
あくまでも現実で、嘘ではない。

そもそも、
自分が口実を作らねばならない時というのは、
そこに何かしら、
口実を必要とする現実があるからなんだからね。

だが、そうした現実を隠すための口実は、
所詮、嘘とイコールの関係かもしれない。

口実を辞書で引くと…
責任のがれや弁解のための理屈。

嘘は…
事実を曲げてこしらえたこと。本当でないこと。偽り。

どちらも自分可愛さから出るものであり…
相手を誤魔化そうとしているうちに、
自分を誤魔化されてしまうのが怖いところ。

つまり…
頑張るなんて口先だけで、
仕方がなかったと安易に自分を慰め、
やればできるはずだと、
やりもしない自分を励ましたつもりになってる。

たとえ嘘をついていなくても、
それが真実かどうかは別問題。

英語が苦手…だからと言って、
日本語が得意…とは限らないし。

真実の怖さを知っているか？
…それは
自分には見えなくても他人には見えてしまうことだよ。

そして…暴かれてホッとするような嘘をつくな。
それじゃあ、まるで疲れ果てた逃亡犯。