Episode No.4227(20120309)[習慣]Custom

村言葉
Words to know only between friends.
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末っ子の言葉には「主語」がない。
…と、かつて書いた。

だけど、どうやら
「主語」がない話し方や書き方をするのは、
末っ子だけではないようだ。

若い人にも多いし…
とくに女性に多いように思う。

「主語」なしで話す、こうした人たちに
共通していることは何かを改めて考えてみた。

そこで得た結論が…「村言葉」。

特定のコミュニティだけで通じる言葉
…という意味で思い立った。

「村言葉」は辞書にも載っていないが、
ネットを叩いたみると、或る業界の人が、
その業界の特定の流派だけに通じる言葉を
「村言葉」と称して皮肉っていた。

いかにコミュニケーションツールが発達しても、
限られた友達たの間だけで交流しているだけでは
話しも文章も、なかなか上手にはならない。

「主語」なしで話しかけても、
あ・うんの呼吸でわかってくれる人ばかりなら
…確かに楽ちんだけど、ね。

教習所の中だけで車を運転していても、
公道を走らない限り運転が上達しないのと同じように、
さまざまな年齢、職業の人たちと交流しないと、
コミュニケーション能力は発達しないばかりか
…むしろ退化してしまうだろう。

日常的には困らないかもしれない。
しかし、それでは次のステージには上がれない。

同じ若い人でも女性でも、
常に新しい人に会う仕事をしている人の言葉は
「主語」がしっかりしているように思う。
そうでなければ言葉が通じないからね。

自分が今いる環境について
愚痴ることは少なくないと思うけれど…
その反面、今いる環境
何に依存して、楽をしているのか
…そのことについても考え直す必要があるよ。

実は、それが…
今の自分が今の環境から抜け出せない
一番の理由…だったりするから、ね。

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