昨日のこのページに載っていた写真。
大きな門を背に立つ私のシルエットだけど、
この大きな門…何処の門だかわかる？

今日載せているのは、その門を正面から見たところ。

これだけでわかったら、
相当な「戦後の混乱期」通か、大磯の人だな。

…そう、ここは大磯。

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大磯、そして戦後の混乱期
…といえば浮かんでくるのは、

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・敗戦国・日本を再び独立国として蘇らせた人
…吉田 茂邸の門だ。

残念ながら旧吉田邸は、
2009年3月22日に火災で焼失。
吉田茂の娘の子供…
つまり孫にあたる麻生太郎政権下のことで、
麻生政権に対する抗議の放火という説もあったが、
老朽化による漏電だったという話も。

2012年には一般公開する計画が進んでいたそうで、
その前に肝心の母屋がなくなってしまったことは残念だ。

ともあれ、この門が日本を支えた巨人を
送り出し、迎え入れていたことは確かなことで…
自分としては本物の吉田茂ではなく、
森繁久彌演じる吉田茂を思い出し、
映画のセットを見るような気分で
ワクワクしながらしばし眺め入った。

裏手にまわると海まで続く敷地。

右手には富士山もくっきり見える。

現在は西湘バイパスをくぐらないと浜辺には出られないが、
吉田茂が生きていたら、
こんな景観を害する道路は造らせなかっただろう。
…自分はワンマン道路(横浜新道)を造らせたけど、ね。

西湘バイパスのすぐわきには、
かつて見学者が出入りをしていたらしい門が
錆びついて朽ちかけていた。

そして庭の中の、一段上がったところに巨人の銅像があった。
その姿は富士を背に
政治の中心である首都圏をキッとにらんでいるように見えた。

はたして、
今の政治状況を吉田茂ならどう切り抜けたのだろう…？