世間はすっかり
夏休み & 選挙モード。
真夏の総選挙は戦後初なんだってね。
議員の家族は夏休みどころじゃないだろうな。
しかし、何でまたこの時期に…と
ニュースを見ながら
素人がちょっと政治評論家ぶってみる。
そもそも今回の麻生 vs 鳩山の戦いは…
麻生首相の祖父、吉田茂 vs 鳩山一郎という
因縁の政権争いを思い起こさせる。
むろん、その時代をリアルタイムには知らないが、
映画版「小説吉田学校」(1983年/東宝)は
好きな映画のひとつなので興味をもって調べたりもした。
鳩山一郎が「預けた」政権を
吉田茂は返さなかった…。
そして鳩山一郎の軍師・三木武吉が吉田と直接対決。
この時、三木武吉が従えていたのは、
先日引退を表明した
元衆議院議長・河野洋平氏の父・河野一郎だ。
三木武吉は、吉田総裁率いる自由党に対抗して
河野らと日本自由党を結成。
自由党反主流派と改進党の連携させ、
鳩山総裁を建てて日本民主党を結成し、
ついに吉田内閣を打倒する。
そして後の自由民主党を築いた立役者でもある。
ちなみに三木武夫と名前は似ているが、
血縁関係はまったくないそうだ。
そんな因縁をはらんだ今回の総選挙。
麻生首相にとっては、
いわばお爺ちゃんの敵討ち…ともいえる。
解散権を行使した自民党総裁の腹の内はいかに?
お盆の最中にいくら選挙運動をやったところで、
帰省中の人には届かない。
規制した先で選挙演説を聴いたところで、
その地元での投票権はない。
まして夏休み終盤と選挙となれば、
疲れ果てている一般の人たちの出足は鈍るだろう。
どこのアンケートでも明らかなのは
支持政党のない人が最も多いとうこと。
そういう人たちがこぞって投票に向かえば、
この時期、自民党にいい目は出ないだろう。
ならば、こういう人たちが
選挙になんか行きたくない時に選挙をやれば、
投票率は下がるが
圧倒的な基板を持つ自民党には有利に働く
…なんて考えたんじゃないのかな?
私自身も確固たる支持政党はない。
だから、どっちの味方ということもないのだが
…絶対に選挙には行くよ。
せっかく高い税金を払ってるんだから、ね。