頑張ってる人の近くにいて頑張っていないと
…劣等感を感じて居たたまれなくなるから、ね。

…と昨日の文末に書いたけど、
実はそんなことを気にもとめない輩も確かにいる。

それは何故だ？

ようするに、
意識は価値観によっても決まるんだな。

士農工商の頃には…
上見て暮らすな、下見て暮らせ
…という価値観を庶民に植え付けて、
不満不平を軽減させようとしてた、と聞く。

一方…
いよいよ今年はアナログ放送が終わる。
地デジに完全移行させると決めたとたん、
高画質を見せつけて、
これまでのモノでも充分に間に合っていたのに、
それがあたかも劣悪なもののように意識づけたりする。

購買意識という言葉も、かなり一般的な用語となって、
意識が作られるものでもあることは常識の範疇だ。

だが、そうして作られたものが
本当に意識と呼べるのだろうか？

カレーの香りを嗅いで
カレーを食いたくなったからと言って、
世界のカレーを探求したみたいとまで思う人は、
まずいないだろう。

厳密に言えば
外部からできることは「意識づけ」であって
「意識を作る」ことではないな、やはり。

拾った種も、もらった種も、
自分で育てない限り実はならない
…ってことだろ。