Episode No.3707(20100713)
十分に、不十分

昨日の月曜日は…
寝不足の人が多かったろうね。

選挙特番に続いてW杯決勝。

私も4時くらいまで起きてた。
…けど、
選挙特番は少し見たものの、
サッカーが始まったことはTwitterで知った。

夜更かししていたのは何も
Twitterのせいばかりでしなくて
…珍しく、読書に熱中してたからなんだ。

小説版「刑事コロンボ〜歌う死体」。
映像化されていない幻のコロンボ・ストーリー。

少し前にBOOK OFFで
「コロンボ」の文庫を5冊くらい買った。

読むのが遅い私にしては、
すでに3冊目を読み終わっている。

面白いな、やっぱりコロンボは。

しかし、本によって面白さは異なる。
原作者はテレビ・シリーズの人なんだけれど、
翻訳者によって文章的な演出が違うことに気づいた。

普通の小説なら…
主人公はこう思った、とか
そう感じた、なんていう
心の中の描写はあってしかるべきだが、
コロンボの場合、
そうした心理描写はかえって邪魔になる。

コロンボが何を見たか、何をしたか…
映像を見るように、
淡々とその動作だけを表現してくれた方がいい。

いったいコロンボは何を見つけたのか?
…それを推理するのが面白いから。

そういう点では「歌う死体」はよかったな。
まるで映像を見ているような見事な描写だった。

わからせるためには、
1から10まで事細かに言えばいい。

しかし、感じさせるためには
…十分過ぎることは、かえって不十分。

そして、記憶には感じたことしか残らない。


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