点検に出していた車が戻ってきた。
…これで安心、とはいかなかった。
メーカーのディーラーは、
できない理由ばかり並べてくるので
嫌気が差して引き取ってきてしまった。
このメーカーに限らず、
会社の規則や体質が
ベターではないところは少なくないと思う。
…が、だからこそ
客に相対する現場の営業の力量が問われる。
例えば今回のようなケースなら、
力があり、気の利く営業がいれば、
自社で引き受けることができない類の仕事が
まわってきたとしても…
地元で築いた独自のネットワークで、
うまく他の会社を紹介するなりできるだろう。
それなら将来、新車を買おうという時には、
真っ先にその営業に声をかけようと思う。
職種は違うけれど、
これまでも、そういう人には大勢出逢ったよ。
会社の規則や体質に愚痴を言いつつ、
実はそれを言い訳に
自分の仕事を減らそうという輩が
…頼りになるはずもない。
結局、仕事は看板にではなく、
やっぱり人につくものだと思う。
そして…
客に頼りにされない人間は、
最終的には社内でも頼りにされず、
そこそこの評価で、
そこそこの役職止まりに終わるのが常。
客にとっても、会社にとっても…
あるいは家族や知人にとっても…
どれだけ頼りにできるか、
その人がいないとどれだけ困るのかが
…その人の価値と居場所を作る。
楽な仕事だけしていて、
評価を得られるはずも、儲かるはずも、ないじゃん。