Episode No.2817(20070831)
ジョニーで一杯。最高!

尊敬する人物は
60年代に活躍した伝説のレーサー、
浮谷東次郎と、
今なお爆走を続けるロックンローラー、
矢沢永吉

大学卒業後、
シンガポールの貿易会社で1年。
そこで食の商売と出逢い、
築地市場で、さらに1年。

結局、
親が営んでいた豆腐工場に入社するも、
独自の味を求めて疾走。

挙げ句、別の豆腐会社を立ち上げて
・・・今日に至る。

男の名は、伊東信吾。
1968年生まれだというから、
まだ30代。

最近・・・
スーパーの豆腐売り場が、
ずい分かわったと思う人も多いんじゃないかな。

最初はキワ物扱いされていた、
場違いなネーミングで
妙な容器に入った、
これまでの豆腐に比べて値段のはる豆腐が
ステージ(売り場)の真ん中を陣取ってる。

その名は「ジョニー」。

男前豆腐店が作る豆腐は
素人が目隠しして食べても
味の違いがハッキリとわかる。

旨いから売れた。すごく簡単な理屈。

だけど、その舞台裏は尋常じゃない。
好きじゃなきゃモノづくりはできない。
サラリーマンには無理な世界。

その世界観を認めさせた「ジョニー」は
今月間1億以上の売上があるとか。

豆腐だってスーパースターになれる。
次なる野望は世界進出。

今、自分がいる環境を
恨んでばかりいるようじゃあ、
どんな世界にいったってダメ・・・だね。

男前豆腐店のホームページが、またイケてる。
好きだよ、こういう感覚(笑)。

Thank you! ジョニー。

参考文献「風に拭かれて豆腐屋ジョニー」伊東信吾=著 講談社=刊