Episode No.2434(20060610)
仕事は役である

どんな仕事でも
求められる作業をこなすためには、
その与えられた役を
こなさなければならない。

与えられた役を
こなすためには・・・
何を与えられているのかを
感じとることが重要だ。

理解・・・では、まだ浅い。
感じとる、のだ。

本物の役者で言えば、
セリフを覚えただけでは
うまく演じたことにならないのと
きっと同じだと思う。

覚えたセリフを
どんな風に表現し、
相手に伝えるのか、が重要。

セリフを棒読みしているだけで
役者でござい、と言われても
誰も認めてはくれないだろう。

うまい役者
はたして、どれくらいうまいのかは
素人にはなかなかわからないものだが、
ヘタな役者は
素人目に見ても、すぐわかる。

マニュアルはあるかもしれないが
台本のない普通の仕事は、
即興芝居の連続のようなもの。

人生は舞台のようなもの・・・
と言ったのは確か、
バーナード・ショウ

そして仕事を終え・・・
家に戻れば
父親を演じたり、夫を演じたりする。

演じるということは何も
誤魔化すことではなくて・・・
はっきりと、
それになりきることである。

なりたいもの、
ならなければならないものに、
なりきれないのは・・・
まだまだ、素人。

周囲のああだこうだ言う前に、
まずは役作りだ、ね。