Episode No.1675(20040106):
アテにできない自分
25年以上も昔・・・
私がまだ友達同士で喫茶店に入るというだけで
何だかワクワクしていた頃の話。
さすがに
女の子と2人きりで入るのは気恥ずかしくて
と言うか・・・
そんな相手はいなかっただけの話なんだけど、
男女それぞれ3〜4人ずつで
何かというと、よく喫茶店に入りびたった。
コーヒー一杯でねばられた喫茶店にとっては
さぞかし嫌な客だったと思うけどね。
その後・・・
コーヒーおかわり自由の
ファミレスに“たむろ場所”は移動するのだが、
喫茶店と比べて、
ファミレスはメニューが多い。
何を注文するか決めるのが
遅いんだよなぁ・・・女の子たちは。
あれにしよう、これにしよう
と、さんざん迷った挙げ句・・・
誰かが「私はこれにする」と言うと
「じゃあ私も」「私も」と口をそろえる。
今まで悩んでいた時間は
いったい何だったんだよ、と
思わず言いたくなるようなこんな光景を
何度見たことか・・・!
そして現在も・・・
時折そんな光景に遭遇する。
厄介なことに、
相手は可愛らしい女の子たちではなく
・・・いい年をした大人たちだ。
みんなと一緒・・・じゃ
自分が本当に味わいたいものは
決して味わえない・・・って。
子供の頃にできなかったことが
大人になれば自然にできるようになると思ったら
それは、大きな間違い。
できるように思われている分、
できないということが露出した時には
それだけで相手の期待を裏切ることになる。
シビアに見つめ直しすことも必要だよね。
・・・自分がどんな大人なのかを。