Episode No.1387(20030203):
もうひとつ先まで想像してみよう!
あんまり天気のいい朝だったから・・・
お気に入りの真っ白なシャツを着込んで
出かけようとする、だろ?
ちょうどいい案配にバスも来て、
いつもより早めに会社の近くまで着いた。
たまには近くのコーヒーでも飲んでから行こう
・・・と思う。
いつもは駆け抜けてくコーヒーショップに入る。
早起きは三文の得・・・と
ちょっとカッコつけてコーヒーを飲もうとしたら
熱い湯気がスーッと鼻に入って、
思わず吹いちゃう。
・・・で、やっちゃっうんだよなぁ。
お気に入りの白いシャツに
ゴルバチョフの頭のシミみたいのが
しっかり残っちゃう。
こんなことなら
余計なことなんかするんじゃなかったと後悔して、
照りつける太陽さえ恨めしく思ってくる。
もう、今日の一日は台なし・・・
すっかり沈んだ表情でトボトボ会社へ向かうハメに。
でも・・・
ここでもう少し想像をめぐらせてみるんだ。
ひょっとしたら、
たった今すれ違った目つきの悪い男は、
懐に包丁を隠し持っていて、
楽しそうな表情をした奴がいたら
誰でもいいから刺し殺したいと思っている
通り魔だったかもしれない。
それに・・・
あまりにも目立つコーヒーのシミがきっかけになって
なかなか話すきっかけがなかった
ちょっと気になる会社のあの人と
話す機会があるかもしれないじゃないか・・・!
何をやってもダメだと思うところで
考えるのをやめてしまったら・・・
本当にダメなままだよ。