Episode No.1661(20031220)
プロは一日にして成らず

はたして私自身は
いったい何のプロなんだろう?

確かにいろんな仕事はしている。
逆にいえば・・・
いろんな仕事をしていかないと
食っていけないというか、
食わせていけないというか。

プロ意識を持つことは
自分次第で、すぐにでもできる。

とくに
医者や弁護士、税理士など
免許がいらない職業なら
名刺に肩書きさえ刷り込めば
すぐにでもプロには見える。

問題は・・・
そのプロ意識を持続させることと、
持続したプロ意識でやった仕事で
第三者からプロとして認められることだ。

それは
「今すぐ」というわけにはいかない。
ある程度長い時間のかかることだ。

誰でも「すぐに」できるようなことは
たいしたことではないし・・・
たいしたことでなければ
高い金をとることもできない。

昔、ある友人に
パソコンのソフトのことで相談を受けた。
どうやら仕事でバソコンを使いたいらしい。

パソコンが不得手なその友人は
「もっと簡単なのないの」と
繰り返し言った。

あんまり、しつこくそう言うので
最後には言ってやった。

「誰にでもできることなら
 商売にはなんねぇだろ」ってね。

感性で仕事をしたいのもわかる。
だけど、
本当に感性を発揮して仕事をしている人は
難しいことや、
面倒なこともキチンとこなした上で
感性を発揮しているんだよ。

感性だけで・・・なんて
そんな甘えがあるうちは、
何のプロにもなれない。


参考資料:せめて生活できるくらいは稼げないと、ね