Episode No.465(000223):生涯現役でいたければ・・・
今日、2月23日は『税理士記念日』・・・だって。
1951年、戦後になって大幅な税制改革が行われ、税理士法が誕生。
それまで、税理士は税務代理士と呼ばれ、その税務代理士法が制定されたのが、1942年2月23日だった。
税理士・・・と聞いてピクッとくる方、勘違いしないでくださいよ。
税金をとっているのは税務署で、税理士は納税の相談に応じてくれる人のコト。
いわば納税者の味方・・・なんですから。
わざわざ言われなくてもわかってる? ・・・失礼しました。
ところで、この税理士という職業・・・平均年齢が、かなり高いコトをご存じ?
税理士になるためには、国家試験を通らなければならないんだけど・・・。
実は税務署に勤続20年以上なら、その資格が自動的に得られるようになっている。
・・・そう、確か20年だったと思う。
だから、税理士として個人事務所を開いている人の中には、税務署のOBがメチャクチャ多い。
よって平均年齢も高い・・・というワケ。
ところが最近になってサイバー税務署が登場してきたり、2015年くらいになるとインターネットによる税務申告が日本でも可能になるという情報革命の流れを受けて・・・税理士業界も、ちょっと揺れているよう。
こう言っては申し訳ないけれど・・・。
いくら自営とは言いながら、現役生活があと10年あるかないかわからないお年寄りには、ちょっと無理じゃないかなぁ、このスピードについていくのは・・・。
「MOは何費でおとせますか?」って尋ねて「MOって何ですか?」って聞き返されても、チト困るし。
聞くところによると、ちゃんと試験を受けて税理士になった、いわゆる若手は全体の2割に満たない・・・という噂もある。
じゃあ、これから若手の税理士は儲かるようになるか・・・と言えば、そう楽観視もできない。
インターネットで個人や会社が手軽に税務申告できるようになったら・・・税理士自体がいらなくなっちゃうかも知れないからね。
とりあえずウチでお願いしている税理士さんは心配ない・・・勉強家だし。
パソコンやインターネットにも強い。
だって、もともとインターネットで探した税理士さん・・・だから、ね。