Episode No.1560(20030825):
背水の人
敵を前にし水を背にして、
退く時は水におぼれるため、
決死の覚悟で敵にあたる陣の立て方をいう。
[ことわざ名言事典]
・・・といえば“背水の陣”。
ところが、さ。
背水の陣をきどって、
実のところ、ちっとも戦っていそうもない人
・・・いるよね?
確かに水を背にしているものの・・・
敵を目の前にしていなかったり、
背中と水の間に
柵があることを知っていて
堂々と立って見せてる人、とか。
もちろん・・・
柵は、その人が立っているから
よーく見ないと、見えないんだけど、ね。
年賀状に・・・
「今年こそ勝負の年」とか
毎年、同じこと書いてくる人。
今年も、もうとっくに後半・・・
来年は、どう書いてくるつもりだろう?
時間がつねに流れている以上、
同じ場所で、同じことをしているつもりでいたら
それは・・・つまり
置いてけぼりを食ってるということ。
変わらない美徳とは
動かないことじゃなくて、
動き続けていることじゃないかな。
しかも少しずつでも・・・前へ。
こだわり方も変えていかないと
進歩がない。
同じことに悩み続けているのは・・・
自分にちっとも力がついていないって
ことじゃないか?
今、抱えている問題が
解決しないから先へ行けない
・・・なんてのは言い訳だよね。
先に進まないから・・・
いつまでたっても解決できない。
戦うところを見せるのが目的じゃない。
戦った成果を見せなきゃ、ね。