Episode No.1390(20030206)
似合いの意味

先日、知人の結婚パーティーに出席した。

新郎のお母さんは若い2人の門出に
本人たちと同様・・・
大きな嬉しさと、
多少の不安を感じていたようだけど

「新婦はよく見ると
 何となくお母さんに似ているから
 きっと大丈夫でしょう」

・・・と声をかけると
ずいぶんと安心した笑顔になった。

あくまでも統計的な話で
もちろん、例外はあると思うけど・・・
本人たちの考え方や気持ちとは別に
似合う、似合わないということはある。

同じものを食べ
同じ家に住んでいる家族が
血のつながりがあるなしにかかわらず
やがては、みんな似た顔になってくる。

タヌキ顔の夫婦もいれば、
昆虫みたいな顔をした夫婦もいるもん、ね。

・・・とはいえ、
土台があまりにも違えば
そうなるには、かなりの時間を要するし
ほとんどの場合・・・
生きているうちには間に合わない。

親に似た顔の相手なら
土台はできている・・・ということだ。

どんなに立派で
しっかりとした考えを持っている人でも・・・
朝起きてからトイレに行って、飯食って、
あるいはインフルエンザにかかって
ふらふらになることだったある日常生活の中で
四六時中、そんなことばかり考えてはいられまい。

いちいち考えずに過ごせる。
それが似合いの相手なんだよ、ね。


参考資料:必要な相手なら・・・自分が変わらないと