Episode No.1373(20030117):
才能を語るべからず
「才能がなく、
しかも才能がないことを知らない者は
単なる馬鹿者である」
・・・池内 紀
しかし、そんな馬鹿者が
しばしば世の中を変える。
狂信的な何かを持っている馬鹿者は
愚か者や怠け者と違って、かなり行動的だ。
才能なんて、実は誰にでもある。
何かしらの才能は、ね。
それが花開くかどうかは運にもよるが・・・
運だって誰もが持っている。
そもそも、生まれて来たことが強運じゃないか。
自分の才能について
あれこれ言うのは・・・
自分とは直接関係のない遠い祖先が、
大名だったとか、金持ちだったとか
そんな話をするくらい空しいものだ。
才能を信じることは強さだけど、
カタチになっていない才能を
自慢気にひけらかしたところで・・・
結局は、自分の愚かさや怠けた気持ちを
アピールしているに過ぎないと思うんだよ、ね。
最初から持って生まれたものだけで
一生食っていけるほど人生は短くない。
と、同時に・・・
何かを追求してつかみとるには短すぎる。
年をとるだけで偉くなれるんなら・・・
世の中、偉人だらけだよ。