Episode No.1228(20020801):気持ちだけでは、できない

今年は勝負の年・・・と自分で決め
普段よりは、やや引き締まった表情で正月を過ごし
春を迎えた人の中にも・・・

7月が終わり、夏真っ盛りとなって
暑さにやられ、正月の想いを忘れかけている人が
少なくないのでは・・・?!

今日から8月・・・
あと5ヶ月もすれば、もうすぐに忘年会だよ。

今年こそは・・・という想いは大切だけど
想いを維持することが、それ以上に大事。

その時、どんなに本気でも・・・
続かなかったら、ただのつき。

想いを確実に維持するためには・・・忘れないこと。
そして、忘れないためには・・・
普段と同じ方法でやってちゃダメなんだ。

本気の度合い、真剣さの度合いなんて
他人からはもちろん
自分にだって、なかなかはかれるものじゃない。

真剣に挑戦するということは・・・
つまり、今までと違うことをする、ということ。

いくら気合いを入れたつもりでも
同じやり方じゃあ、新しい結果は、得られないんじゃないかな?!

それに・・・
もしもこれまで通りの方法でいいのなら
今までは何だったんだ?ってことになるよね。

今までの結果は、もう出てる。
同じ方法を繰り返すのは、挑戦でも何でもない。
体裁のいい惰性だよ。

松下幸之助のコストダウンの話
思い出さずにいられない。

ブッカー・ワシントンの、こんな言葉もある。

「優秀とは・・・
 平凡なことを非凡な方法ですること」

平凡なことを平凡にやってたら・・・
平凡な結果に終わる。

平凡に生きることだって、確かに大変だけど・・・
できそうもないからって
言い訳にその言葉を使うのは・・・ズルい。


参考資料:「20世紀を創り出した言葉」ペギー・アンダーソン=編 弓場隆=訳 ディスカヴァー21=刊