Episode No.1043(20011228):タコ社長の師走

今日が仕事納め・・・というところも多いね。
うちも一応そうだけど・・・一応。

大きな会社は別として・・・
小さな会社の社長は、この時期になるとバタバタ。

支払いは多いし、銀行は混んでるし
処理しなきゃならない問題は山のようにあるのに
忘年会にも顔を出さなきゃならない。
そういう意味では・・・
決算月以上のあわただしさかも知れない。

仕事柄いろんな会社の社長に会う機会も多いが・・・
仕事が好きな人でないと、
とてもじゃないけど社長業なんてやっていられない。

アップル・コンピュータのジョブスが・・・

「社長になりたかったわけじゃない。
 自分の思う通りのコンピュータを作ろうと思ったら
 社長になる必要があったんだ」

と、いう意味の発言をしていたけれど、
確かにそういう人でないと、続かないし、本人もつらいだけ。

仕事がうまくいっていない小さな会社の例を見ると・・・
たいていトップに立っている人の意識が間違っている。

最悪なのは・・・
「将来、楽をしたい」という動機で社長になった人。

サラリーマンに嫌気がさして
独立とする人も少なくないとは思うが
楽をしようと思って社長を選ぶなんて・・・
逃げまわったあげく、地獄に堕ちるようなもんだ。

「人前で威張って見せたい」という理由の人も少なくない。

しかし・・・
結局、威張れるためには何が必要なのかを
身をもって知ることになる。

むろん何をやるにしても・・・
自分ひとりではできないんだけれど

誰かが手伝ってくれる、なんて思っている人は
誰も手伝ってくれない。

たとえ、ひとりきりでも
黙々とやっている人には・・・
必ず誰かが手を差しのべてくれる。

ついでに、もうひと言・・・

「リーダーシップとは、
 どんなに悪いニュースであっても
 最終的にはいい結果になるだろうと
 人々を納得させられる能力である」
・・・ロバート・B・ホートン


参考資料:「心を強くする名言」童門冬二=監修 成美文庫=刊 ほか