http://www.digitake.com/   

 

Episode No.754(20010125):苦しい時の「自分」だのみ

先週末は関東でも雪がちょっと積もった。
結局、雪だるまを作れるほどではなかったけど・・・。
今週末も、また・・・っていう話を聞く。

テレビのニュースには、雪景色と・・・
大学センター試験の受験生たちが大勢映し出されてた。

しかし何でまた、こんな季節に・・・大事な試験なんかやるんだろうね?
アメリカみたいにすれば、こんな余計な思いなんかしなくて済むのに。

さて、今からちょうど1,100年前。
901年の1月25日に・・・受験生どころではない辛さを噛みしめた男がいた。

男の名は・・・菅原道真。
太宰府では学問の神様と言われるようになった道真だが・・・
知っての通り、太宰府行きは「左遷」だった。

学者の家柄に生まれた道真は、学才を認められ大出世したが・・・
戦略家、藤原時平の反感を買って、都落ち。

その後、京都で異常気象か何かあって・・・
「これは道真の怨念だ」とか言われたモンで、神様に祭り上げられるコトになったらしい。

私は真面目に受験戦争を戦ってきた経験はないから・・・
あんまり、その手の神頼みをしたコトはない。

そうしたい気持ちはわかるんだけど・・・無駄だと思って。

本気で神頼みしたといえば・・・子供が産まれる時くらいかなぁ。
こりゃあ、もう自分の力では何ともしようがないモンね。

たいていのコトは、自分さえシッカリしていれば・・・なんとかなる。
そう信じないと、頑張りがいもないしね。

そう思ってやっていると・・・
たとえ失敗しても「失敗を得た」ような気持ちになれる。
負け惜しみと紙一重かも知れないけれど・・・それは次の結果でハッキリする。

やっぱり、受験シーズンをずらさないのは・・・
入学式を春にやりたいからなのかな?
桜が満開じゃないと・・・盛り上がらないし。

春といえば、この春にはコンクールの発表が集中してあるな。
その結果については、今さら努力しようもないから・・・やっぱり神頼みしかない、か。
もっと先のコト考えて頑張りながらね。

しかし・・・
「死んだら歴史に残るから、左遷をのんでくれ」って言われたら・・・どうする?


参考資料:「歴史の意外なネタ366日」中江克己=著 PHP文庫=刊