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Episode No.734(20010102):今年は、もっとうまい酒を飲もう!

正月気分真っ盛り・・・でも「21世紀だ」と思うと、普段の正月とは、どことなく違うような。
・・・でも呑んでりゃ、そうでもないか?

私も呑む時には呑むけど・・・自宅では、まず呑まない。
別に酒好きってワケでもないから、相手がいないと呑んでもつまらない。
カミさんは呑めないしね。

例年、正月は・・・と言うか「明後日まで休み」と思うと、妙に安心して熱を出したりする。
今年は、どうかな?
暮れには忙しい最中、発熱してちょっと苦しんだばかり。

つまり、普段と変わらないペースで、いろいろやっていた方が、私にとってはいいみたい。
やりたいコトもたくさんあるし・・・、やんなきゃなんないコトもある。

よく「本当に好きなコト、やりたいコトがみつからない」っていう声を聞く。
自分の適正に合ってて、しかもヤル気が沸いてくるようなモノで、できたら儲かるような・・・。

でも、そんな三拍子そろったコトなと・・・まず、あるモンじゃない。
どんなにスゴイを思えるプロでも、どこかを強引に状況に合わせて対応しているもの。
むしろ、そうできるのがプロで、できないのは、やっぱり素人でしょ。

とはいえ「今年こそは何かを見つけよう」と思っている人も多いと思う。
いっそ、こんな風に考えてみたらどうだろう?

まず「好きなコト」じゃなくて「嫌いなコト」を探し・・・それをまずやってみる
「嫌いなコト」ならすぐにでも見つかるハズだ。

イギリスの作家、モームの言葉にこんなのがある。

「毎日、自己の嫌いなことを2つずつするのは、魂のためによいことだ」

いろんな解釈はあるだろうけど・・・
好きなコトを見つけるためには、消去法というのも、ひとつの方法。

数年前の私にとって、ホームページを毎日更新するなんて考えられないコトだったモンね。

「嫌いなコトができたら苦労しないよ」・・・なんて言う人がいたら、あえて言う。
「苦労はしてないでしょ? 最初から逃げてるんだから」

せっかく新しい年がはじまったんだから・・・今年は逃げないで行こうよ。
目の前にあるモノからすら逃げていたんじゃ、その先にあるモノになんか永遠に手は届かない。

好きな人だって・・・どんどん離れていっちゃうよ。

でも、半歩でも踏み出してみると・・・
今まで自分のいた場所が、何てつまんないところだったんだろうって・・・すぐ気がつくハズ。

美味い酒呑んだら・・・マズイ酒なんか、呑む気はしないよ、ね。


参考資料:「心に感動を呼ぶこの名文句」大島正裕=著 三笠書房=刊