本当は自分がいいと思ったことだけ実践していられれば、それに越したことはないんだろうけど、その自分の考えというモノを作っているのは、結局あらゆる情報から得た知識から生まれた知恵である。
学歴は無用だが、学問は必要だ・・・と言ったのは実学でたたき上げて首相にまでなった田中角栄。
本田宗一郎もピストンリング製造ために、社長をやりつつ大学の聴講生になった・・・というのは有名な話だ。
なんとなくわかっていることを人に説明できるレベルにまで持ってくるためには、あいまいではダメだ。
あいまいな知識から決して新しい知恵は生まれない。
あいまいな知識は持ってるだけ正しい判断のためには、かえって邪魔になることさえある。
さて、科学者たちは、そういうあいまいな知識を理論的に説明すべく日夜研究にいそしんでいる。
「腹八分目」が医学的にも証明された・・・なんていうニュースを聞いてから随分たつが、今度は「酒は百薬の長」が実証されたという記事を目にした。
酒・・・と言ってもワインの話。
イギリスの科学誌「ニューサイエンティスト」にミラノ大学の研究チームが発表したところによると、ブドウを原料とするワインには、神経細胞を刺激し再生させる酵素の働きを通常の7倍も高める科学物質が多く含まれていることがわかった。
毎日、グラス1杯半のワインを飲み続けることによって、アルツハイマー病やパーキンソン病など、神経細胞の変性が原因とされる病気にかかりにくくなるという。
そういうわけで最近、スーパーで1.5リットル880円のカリフォルニアワインを買ってきて、毎晩飲むようにしている。
自分ばっかりじゃなくて、まず親たちにも飲ませないと・・・な。