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Episode No.706(20001130):元気のもと

今日は歴史上の偉人の話を・・・

破傷風やジフテリアの抗毒素を発見するなど・・・
血清医療の基礎を築いた日本が誇る科学者といえば北里柴三郎。

ドイツでコッホに師事した北里は、1892年に帰国したが・・・
当時の日本には、まだ彼を受け入れる機関がなかった。

そこで、福沢諭吉の助けを借り、東京・芝公園内に伝染病研究室を設置。
北里伝染病研究所として世界の注目を集めてスタートしたのが帰国した年の今日・・・
今から108年前の11月30日だった。

生命科学の総合大学として知られる北里大学は・・・
北里研究所の創立50周年記念事業として作られた学校法人だ。

しかし、福沢諭吉という人は、いろんなところにつながりのある人だなぁ。
私も今、最も親しくしたい人のうちの1人だけど・・・肖像の入ったヤツね。

北里伝染病研究所が設立した日に、ちょうど57歳の誕生日を迎えた作家がいる。

「細菌の研究や衛生学、外科手術の発達は最終的にどんな結果をもたらすのか?
 ・・・そのうち、きっと
 世界は人間でいっぱいになって、
 座るどころか立っている場所もなくなるだろう」

この言葉は何も北里柴三郎に向けて言ったワケではないが・・・
世界一の毒舌家として知られるマーク・トゥエインが誕生したのも11月30日。
1835年・・・ハレー彗星が来た年のことだ。

ちなみに、このホームページは・・・
マーク・トゥエインの2つの言葉を裏付けている。

それは・・・

「何かやりたくないことがあったら、毎日必ずそれをやることです。
 これが苦痛なしに義務を果たす習慣を身につけるための黄金律なのです」

今ひとつは・・・

「元気になる一番の方法は・・・
 他の誰かを元気づけてあげることだよ」

今月も今日で終わり。
いよいよ、20世紀もあと1ヶ月ですな。


参考資料:「今日は何の日」PHP研究所=刊
     「マーク・トゥエイン150の言葉」ジョン・P・ホームズ+カリン・バジ=編
      ディスカヴァー21=訳・刊