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Episode No.679(20001030):仕事はつらいよ

「メダルもほしいけど・・・
 42.195kmをコンスタントに走るコトができるようになるのが先決だなぁ」

先週土曜日の夜・・・某オフ会でライター志望の仲間たちで語り合った結論だ。

エラそうに、こうは言ってみたものの・・・
もちろん、これは自分自身に対する戒めの言葉でもある。

モノ書きにもいろいろあって・・・
小説家志望、エッセイスト志望、シナリオライター志望・・・
私は一応、コピーライターのはしくれではあるんだけれど、代表作と呼べるモノなどない。
最も広告や編集の世界は、他のライターの仕事と違って自分の名前を出すコトなどまずあり得ないしね。

よくコンテストに応募する作品を何ヶ月もかけて書いた・・・なんて話を聞く。
それは、それで勉強のために貴重な経験だとは思うけど・・・
短い時間に一定レベル以のモノを書き上げるコトでできなければ・・・プロとしてはやっていけないだろう。

ジックリ考えて3ヶ月に1本何か書き上げたって・・・とても食ってはいけない。
だから今、私は書き上げるスピードに挑戦している。

実のところ、私自身はいろいろなコトに手を出すものの・・・
いったい自分に何ができるのか、よくわかっていない。
だから、いろんなコトに手を出す・・・というコトもあるんだけど。

いい歳して集中しきれないなんて・・・考えようによっては情けない話だ。

だが、やる。
だからこそ、やってみたい。

そういう漠然とした思いをようやくカタチにしはじめたのは、今年に入ってからのコト。
オフ会から戻ると、つくづく思うんだけど・・・
本当に今年は、いろんな出逢いがあったなぁ・・・まだ、これからもありそうだけど。

そういう刺激をマトモに受けて・・・
今年の残り2ヶ月を21世紀の仕込みのつもりで動いているつもりだ。

どんな仕事でもそうだと思うけど・・・
自分の気分がのった時にだけやればいい「仕事」なんてない。

その「気分」や「やる気」をうまくコントロールして「やり続ける」のが「プロの仕事」だと思う。
決して「器用「だからプロとしてやっていけるってモンじゃないんだよね。

42.195kmを・・・
時にはメダルをもらいながら、常に上位で完走するのが・・・プロだよね。

その先のコトは・・・完走できるようになってから考えればいい。
完走する自信がついてくれば、今とは違う自分になっているはずだ。


参考資料:刺激的な皆さま