Episode No.641(20000915):午後の人生
ここ数年・・・
敬老の日の主役は、私の祖父母から、私やカミさんの両親にすっかり移行した。
私の祖父母・・とはいっても、健在なのは90歳を過ぎた母方のお婆ちゃん、ひとりになってしまったが。
最近、よく思うのは・・・
自分の人生を一日に例えると、今はいったい何時頃なんだろう・・・というコト。
「早起きは三文の得」というけれど・・・
確かに朝、早く起きるとその日一日、仕事がよくはかどる。
実は今、こうしてパソコンに向かっているのも朝の7時台。
起き抜けのスッキリした頭の方が、やっぱり調子がいいように思う。
結局、夕方や夜になってはじめたコトは・・・
昼間1時間でできるコトを3時間かけてやっているような感じもするし・・・。
普段、朝寝坊な私は・・・人生においても朝寝坊で・・・
昼飯だか朝飯だかよくわからない食事をとったから、ようやく行動を起こすのが常。
ヘタをすると外出するのは夕方になってから・・・。
と、すると・・・今生きているのは、午後の2時か3時くらいかな?!
朝のスタートが遅かった分・・・ノルマを果たそうと思ったら、人より余分に集中力と時間が必要だ。
朝からコツコツやってる人と同等にやるためには、同じペースではとても間に合わない。
何ともせわしないけど・・・これは自分で選択してしまった道だから仕方ない。
忙しい思いをしてでもやり遂げるか、それとも理想を下げるか・・・2つにひとつしかないモンね。
だけど忙しいコトは決して不幸なコトではない。
やりようによっては楽しいコト・・・そう思えないコトが、むしろ不幸だ。
私の場合、もうやり方についてアレコレ言ってる時ではないけれど・・・。
まだ、これから選ぶ余裕のある、午前中の人生を歩む人たちは考えてみるといいかも、ね。
ただし・・・もし午前中が晴れていたとしても、午後は雨が降るかも知れない。
そう考えると・・・人生やっぱりあわただしい。
でも、そのあわただしさを乗り越えられれば・・・
敬老の日・・・孫たちに似顔絵のひとつも描いてもらえるんだろうな。
別に、それを目的に生きるワケじゃないけど・・・
今の時刻や雲行きをシッカリ見て・・・後回しにできないコトから片づけていくしかないよね。