Episode No.542(20000523):オールナイト雑記 土曜日は何年ぶりかで・・・野外で朝を迎えた。 ホント、自分にまだこんな体力が残っていたとは・・・正直言って驚いた。 考えてみれば、ひとまわりも年下の方々といっしょにいたから、できたのかも知れない。 同年代や年上の人たちといっしょにいたら・・・。 何となくこちらも年より気分になって早く疲れはててしまうモノかも、ね。 しかし、首都圏は深夜でも人が多い。 飲み屋だけじゃなく、カラオケ屋に寿司屋に牛丼屋、もちろんコンビニやファミレスも開いてて・・・。 行き先には、さほど困るコトはないんだけど・・・。 困るのは電車。 深夜は、せめて1時間に1本でもいいから・・・24時間走っていてほしいと思う。 最も電車が24時間走るとなると、深夜営業の店は今ほど客が入らなくなってしまったり・・・。 朝まで飲み明かすという楽しみ(?)も薄れてしまうかも。 それからタクシーも今以上に客が少なくなったら・・・困るだろうね。 さて17世紀の話・・・パリには、ちょっと変わった職業があった。 人よんで・・・「送り屋」。 昼間は賑やかなパリの街も夜になると真っ暗・・・まだ、街灯の数も少ない時代だった。 「送り屋」は街角にたたずんでいて、手を叩くと角灯を手に飛んでくる。 足下を照らしながら、雇い主の家まで送り届けるのが仕事。 でも、それって・・・やっぱり今で言うと・・・タクシーかな? やっぱり昔から・・・安全は金を出して手に入れるモノなのか?? 土曜日の夜・・・移動中の電車の中に若いカップルがいた。 男の方が突然話しかけてくるので何だ?と思ったら・・・。 「すいませんが○○駅で起こしてやってください」と座席でグッタリした彼女を指さす。 男が降りてからいくつ目かの駅で約束通り、彼女を起こした。 「いい彼氏だね」と声をかけたらニッコリ笑いながら降りていったが・・・。 この程度の距離なら・・・送ってってやればいいのに、と正直思った。 私が、もし悪い人だったら・・・どうすんの? 彼女を送り届けて、自分は電車がなくなって・・・。 朝までトボトボ歩く・・・これが青春じゃない? ちなみに私は・・・。 極真空手の達人と少林寺拳法の使い手がいっしょだったので・・・安心して騒げたけどね。
参考資料:「びっくり! 世界史 無用の雑学知識2」桐生 操=著 ワニ文庫=刊
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