Episode No.361(991022):元気に通院 次男坊がいる病院に毎日通っている。 お陰様で、すっかり心配はいらない状態になった。 もう体重も3,200gを越えたといのうに、未熟児の部屋で腹が減ったと言っては泣き、満腹になると眠りこけている毎日。 おそらく今週末には退院となる見込み。 カミさんの風邪もようやく回復してきたし・・・。 母親が寝込んでいる時に、手のかかる生まれたての赤ん坊が入院していたのは、思えば不幸中の幸いだった。 ところで、今日10月22日は京都・鞍馬の火まつりの日だ。 今夜のニュースのエンディングなどでは、全山を赤く染めるかがり火の映像が映し出されることだろう。 ケーキに立てるロウソクから、オリンピックの聖火まで、祭りには火がつきものだが、あらかじめ火をつけることがわかっていれば、防火対策も万全にできる。 たとえ火災であっても、消化器の準備や避難路の確保などを充分にしておけば、災害は最小限に食い止めるコトができる。 発熱がひどくて自分のために病院に足を運ぶ時には、あまり余裕がなくて、院内を観察することなどままならないが、見舞いのために毎日のように病院に行っていると、普段は気づかなかったコトが見えてくる。 入院患者を抱える病院は24時間営業。 その病院の災害対策は、どうなっているのだろう・・・? 看護婦さんに、それとなく聞いてみると、確かに定期的な避難訓練などはしているらしい。 だが、それはあくまでも火災発生を前提にしたもののようだ。 では、地震に対しては?? ご承知の通り、このところ大都市を巻き込んだ大地震が多い。 ガレキの山から助け出される人の映像も繰り返し見せられたが、その時、病院はいったいどうなっていたのだろう? 病院には、とにかくガラスが多い。 太陽の光をより多くとり入れるために広くとられた窓や病室と廊下を仕切る窓。 そしてガラスの戸棚には薬の入ったガラス瓶がいっぱいだ。 これが一斉に割れたら・・・映画ダイハードのブルース・ウィリス状態は必至。 しかも、患者や医師、看護婦にはスリッパやサンダル履きの者が多い。 しかしオトナは、まだいい。 首も座っていない新生児がベッドから飛び出て、あの堅い床に叩きつけられでもしたら・・・。 それだけで命の保障はない。 せめて、うちの次男坊が退院するまで大きな地震が起こらないコトを願うばかり。 自宅にいたからと言って、安全とは限らないけれど・・・。 病院よりは・・・マシかもね。
参考資料:親心
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