幸せになろうとするなら、
幸せの本質を理解しなくちゃいけない
If you want to find happiness,
know the meaning of the happiness.

つまるところ幸せというものは…予測不能。

何をもって幸せを感じるのかは、
人によって異なるが、
どんな人でも結局は
思いもかけぬものに出会った時にこそ、
本物の幸福感に包まれるものだ。

自分が望んだ結果は、
期待通りの喜びであって、
幸福と呼ぶには小さすぎる。

見知らぬ道を歩いて行って、
突然開けたその先に素晴らしい景色が待っていたら
…それは幸せな出会い。

だけど、
いつもの道を歩いて、自宅へたどり着くのは、
ありがたいことではあるけれど、当然の結果だ。

それに、期待以上のモノに出会わないと
…人は変わることができない。

言い方を換えれば、
それまでの自分の殻を
内側から破った瞬間、感じられる空気が
幸福という風なのだろう。

幸福という風は、
実は常に吹いてはいるが、
自らの殻を破れない人には
決して感じることができないもの。

ようするに…
新しい自分に出会うことこそが幸福
…ということなんだな。

金の力を借りて
幸福になったつもりを味わうというのは…、
例えばデブが
痩せて見える服を着るようなもので、
ある程度はカバーできても、完全には無理だ。

まして、痩せないと着ることができない服は、
金だけ出しても着ることなんてできない。

端的に言って、金の力というのは、
相手を自分に合わせるためのもの。

自分が、なりたい自分に近づくのではなく、
なれそうなものばかり探しているから
…最後は空しくなる。

自分を変えないで済む…っていうこと自体、
幸せから遠のいているんだから、当たり前の話だよ。

嫌でも年はとっていくんだから…
変わる、んじゃなくて、自ら変える。
…勇気をもって。

私は、こういう人だから…なんて
自分を定義づけして安心してちゃいけないよ。