最近の小中学校は、
学校からの緊急連絡はEメールで届く。

携帯でも受け取ることが出来るのは便利だが、
携帯電話やインターネットを
利用していることが前提になってる。

高度成長期と言われた頃に生まれた我々が小学校の頃は、
その手の連絡は電話連絡網だ。

これも家に電話があることが前提にはなるが、
クラスに必ず１人か２人、
「呼び出し」と書かれている家があった。

今では考えられないことだけど…
家に電話がないので、
大家さんとか、隣の家の電話にかけて、
呼んでもらう、という仕組み。

こんな話をすると…
40代後半から上の人たち、
50代、60代くらいまでは「そうそう」と、うなずく。

世代を作っているのは、
その世代を取り囲む環境。
そして環境をカタチ作っている道具だ。

使っていた道具が同じ…だから話しが通じやすい。

道具が生活を変え、
使う人の価値観を作っていく。

ならば、
生まれた年代が違っても
使っている道具が同じならば
通じ合うところは多いのか…？

…きっと、多いだろうな。

世代格差を埋めようと思ったら、
同じ道具を使う場面を増やすといいかもな。

…で、スマートフォンを使う
爺様、婆様が増えてるんだろうな。

そもそも新しい道具を使ってみようと思う、
その気持ちの若さが
世代の格差を感じさせないんだろうけど、ね。