優秀だな、と思える人に時々出会う。
本当の優秀さが何であるのかは、
本当に優秀な人でないと判断することは難しい。
…が、相手が優秀だと思える場合の多くは、
自分にないものを持っているからだろう。
それなら、さして優秀でない自分にも
嗅ぎ分けることはできる。
私にはとくに専門の分野がない。
だから、
ある分野の規則や法則を熟知している、
専門家に出会うと舌を巻いてしまう。
ただ、ある程度の年になって、
人生の経験を積んでくると、
そうした専門家が
実は専門バカであることにも、
すぐ気づくようになってくる。
例えば…
細かな法律の知識はあるのに、
食事のマナーはよく知らない、とかね。
つまり、
教科書に書かれていない
一般常識についてはわからないのだ。
見て覚える力が弱い人が増えている感じがする。
それは裏を返せば、
見本になれる大人が
少なくなってきている、ということでもある。
50歳に近づいた今、
自分は完全に大人の側だからな。
見せつけてやらねばならぬ…よしっ!