Episode No.4039(20110803)[生活]Life

ハイビスカスの花
It's Tough Being a Man.
(C)digitake.com

蝉の声を聞いて懐かしく思うのは、
お盆に公開されていた頃の寅さんの映像。

入道雲に蝉の声…。
そして、寅さんからの手紙。

これが正月公開版だと青空にタコが舞う。

また「寅次郎 ハイビスカスの花」を観ちゃったよ。
もう何度観たかわからない。
今回はiPadに入れて寝床や風呂で観てる

何度観ても本気で笑える。そして泣ける。
寅さんはもちろん、
登場する人たちがみんな本当にいるように思える。

もう、寅さんも…御前様も…
おいちゃんも…タコ社長もいないのに、ね。

男はつらいよ」シリーズの中でもリリーが登場する話は好きだな。
寅さんとは同じ流れ者同士だしね。苦労が分かち合えるよな。

浅丘ルリ子さん演じる場末の歌手リリーはシリーズに4回登場してる。
ちなみに竹下景子さんも3回登場しているけど、登場する度に違う役所。
リリーはそれだけ強い、寅さんの相棒といえるくらいのキャラクターなんだと思う。

渥美さんの遺作となった48作目の寅さんに登場したのもリリーだったな。

この夏はリリーが登場する…
11作「寅次郎忘れな草」
15作「寅次郎相合い傘」
25作「寅次郎ハイビスカスの花」
48作「寅次郎紅の花」
…をイッキに観なおしてみようかなぁ。

「寅次郎ハイビスカスの花」には「特別編」というのもあるんだよね。
渥美さん亡き後、再編集されたやつ。

ちなみに「ハイビスカスの花」はファンが多くて…
セリフ入りのCDなんてのまで発売されてた。
…もちろん、持ってる。

49作目の寅さんというのもシナリオは進んでいたらしいね。
田中裕子さんと西田敏行さんが出演予定だったとか。
…で、渥美さんが亡くなって企画は「虹をつかむ男」に変更された。
「虹をつかむ男」のラストにチラッとCGで寅さんが出てくるのも有名な話。

48作を作っている時、すでに渥美さんの病気は進行していて、
撮影はかなり辛いものだったらしい。

それでも渥美さんがキャメラの前に立ったのは、
48作が阪神淡路大震災の被災者を励ます内容だったから。

今こそ再び寅さんに蘇ってほしいと思うのは私だけではあるまい…!

Copyright 1998-2011 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-